
私が介護福祉士になった当時は、福祉に携わっているというより介護をしているという感覚でした。現場では、利用者さんに教えられることが多く、今まで学んできたことが正解と思い込んでいると気持ち良く考えを覆されました。「一度きりの人生よ」なんて80年生きてきたこその説得力ある言葉に、ハッとさせられたことも多く、20歳の私は人生も学び、楽しい毎日でした。
介護の仕事には、ネガティブなイメージもありますが、それ以上の魅力があることを伝えていきたいと思っています。そして、仕事を通じて自分自身も幸せになって欲しい。それが福祉の大前提だと思います。考えてみれば自分も高齢者予備軍。みんな年を重ねる、年をとればこれまでと違った障がいがでてくるかもしれないし、怪我をすることもあるかもしれません。生きている限り福祉に支えられています。