“くりーむ”は“くり”で作ったんだから“くりーむ”なんだね ~子どもの発想の楽しさ~ | 静岡福祉大学

教員紹介

“くりーむ”は“くり”で作ったんだから“くりーむ”なんだね ~子どもの発想の楽しさ~

教員ブログ

こんにちは。朝晩は寒くなってきましたが、風邪などひいていませんか。
さて、「絵本がだ~いすき」という人でなくても、絵本『ぐりとぐら』を「知らない」という人は少ないのではないでしょうか。1963年に出版されて以来、さまざまな言語に翻訳され、世界中の子どもたちに愛読されている絵本です。
この絵本を巡って子どもの面白い発想があるので紹介します。

『ぐりとぐら』の本文中に、「くりをかごいっぱいひろったら、やわらかくゆでて、くりーむにしようね」という文章があります。これを聞いた4歳児が「“くりーむ”は“くり”で作ったんだから“くりーむ”なんだね」と、言ったのだそうです。クリームという言葉が外来語だという知識を持っているおとなには、
考えもつかない発想ですね。しかし、この子どもが指摘した“くり”と“くりーむ”は見事に対応していて、子どもの言葉に対する感受性の豊かさを教えられます。子どもの発想って楽しいですね。さあ、もしあなたがこの場面に居たら、何と答えますか。

「子ども学」では子どもを理解すること、つまり、子どもの考えていることを分かろうとしたり、子どもの感性に近づこうとすることなど、子どもを丸ごと理解する学びを、さまざまな視点・分野からおこなっていきます。子ども学科で子どもの楽しさや面白さを、一緒に学びませんか。
(子ども学科 橋爪千恵子)

橋爪ブログ

現在使用しているテンプレートファイル:single.php