和菓子から四季を考える | 静岡福祉大学

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和菓子から四季を考える

教員ブログ

日本の暮らしや伝統文化(行事)を学ぶことにより、将来、介護福祉士として従事する際に、対象となる利用者の生育歴や価値観等を「知る」ことにつながり、また、介護場面におけるコミュニケーションの向上や介護を必要とする人の支援に活かすことを目的に、介護福祉コースの3年生が和菓子作りを体験しました。

講師は、駅前サテライトキャンパスの前にあり、いつも駅前サテライトキャンパスでのイベント等でもお世話になっている、和菓子工房吉野の山川様をお招きしました。

始めに、和菓子と季節の関係性についてお話をいただきました。その後、上生菓子(練り切り)作り体験です。

学生は、講師の職人技一つ一つに、「おぉー」「わぁー」「できるかなぁ」等と驚きながら見とれていました。

いざ作りはじめると、器用に形作る人もいれば、個性ある形で作る人もいました。

学生からは、

「これまでみんなと何かを一緒に作ることがなかったので、楽しかった。」                                                     「職人さんの和菓子作りを実際に見れただけでも、私にとっては貴重な時間となりました。」                                                         「日本の四季の移り変わりや行事に寄り添ってきた和菓子は、ただ美味しいことだけを価値にせず、人や文化を支えてきたのだなと思いました。」等々、多くの感想が聞かれました。

持ち帰ったお菓子は、ご家族にも好評だったようで、「『介護なのに、なぜ和菓子?!』と驚かれました。」と後日談も教えていただきました。

 今回の体験が、夏の実習に活かされることを期待しています。

 健康福祉学科 新井 恵子

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