重症心身障害児者施設「つばさ静岡」を見学してきました (卒業研究Ⅰ・木下ゼミ) | 静岡福祉大学

ニュース

重症心身障害児者施設「つばさ静岡」を見学してきました (卒業研究Ⅰ・木下ゼミ)

教員ブログ

木下ゼミでは、障がい児者の介護や支援について学んでいます。
前期には、島田市にある障がい者支援施設「垂穂寮」に伺い、体験を通して重度の知的障がいを持っている人たちへの支援について学んできました。
後期は、11月に2つの体験を通して学んでいます。11月5日(日)に手話朗読劇公演を鑑賞し、長崎で原爆に被爆した聴覚障がい者の体験について学びました。そして、11月18日(土)には、重症心身障害児者施設「つばさ静岡」を見学させていただきました。

「つばさ静岡」は毎年ゼミで見学をさせていただいており、今回で3回目となります。支援課長の鈴木秀美様が施設内を一つひとつ案内してくださり、その場所ではどのような活動や支援が行われているのか、そのときの利用者の方々の様子はどうだったのかと、施設内に掲示されている写真を示したり利用者の方とのふれあいを通して、大変丁寧に分かりやすく説明してくださいました。

ゼミでの事前学習において、重症心身障がいのある医療的ケア児とその家族が旅行に行く様子の映像を鑑賞し、障がい児者が外出するときの困難さについて考えていたため、学生たちは「つばさ静岡」での外出支援についてとても関心を持ったようでした。県内外を問わずあらゆるところに出かけていることに、学生たちはとても驚いていました。鈴木様は「どうすればできるのかを考える」ということを、何度もおっしゃっていました。

学生たちからはいくつもの質問が出され、鈴木様はすべてに対して丁寧にお応えくださり、予定時間を1時間近く超過して見学を終えました。
「つばさ静岡」は、いつ伺っても、穏やかで温かい時間が流れている素敵な場所です。そのような雰囲気を醸し出している支援者の姿から、ゼミの学生は何を学び取ったのか。今後のゼミで話し合い考えていきたいと思います。

快く私たちの見学を受け入れてくださった「つばさ静岡」の利用者の皆様、職員の皆様には、あらためて感謝申し上げます。

(健康福祉学科 木下 寿恵)

現在使用しているテンプレートファイル:single.php