3回目の模擬訓練 | 静岡福祉大学

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3回目の模擬訓練

教員ブログ

先日、認知症サポーター養成講座で学んだ認知症の人への声かけの方法を実践し、ポイントを押さえた声かけの方法を習得することを目的とした模擬訓練を開催しました。

一昨年から開催して、今年は3回目です。

 認知症の人の行方が分からなくなったと想定し、認知症役の人が市内を歩き回る間に、みまもりあいアプリを用いて情報伝達を行い、情報を得た市民(参加者)が認知症役の人を探し、声をかけ、ご家族役に電話を掛けます。電話を掛け終わったところで、認知症役の人からサンクスカードを受け取って終了です。

 参加者は、駅前サテライトキャンパスに集合し、駅前通り商店街、昭和通り商店街、神武通り商店街を歩いている3人の“認知症の人”を探しました。

“認知症の人”には、今年も包括支援センターの認知症地域支援推進員さんにお願いしました。

学生も“ご家族”役や連絡係として協力してくれました。

冷たい風の吹く日でしたが、参加者の皆さんは3人の”認知症の人“を無事に見つけられ、”ご家族“に電話をかけ、サンクスカードを受け取ることができました。

 午後は、模擬訓練の振り返りとして課題精査会をしました。

グループに分かれて、模擬訓練の感想、課題、提案内容を話し合い、発表しました。

模擬訓練と課題精査会には、焼津市地域包括ケア推進課や焼津市オレンジコーディネーターさんにも同席いただきました。

グループワークでは、認知症や認知症の人の理解が深まり、認知症の人を支える意識が高まった様子や、地域で見守り・声かけを行うことの重要性など、地域で支え合う仕組みを考えることが必要といった意見が聞かれました。

 住み慣れた地域で安心して生活できるように、専門職やご家族だけではなく、地域全体でサポートできる街づくりのために、今後も実施できたらと思います。

 参加された皆さま、ご参加ありがとうございました。

商店街の皆さま、地域包括支援センターの皆さま、開催にご協力いただいた皆さま、

ありがとうございました。

 健康福祉学科 新井 恵子

 

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